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第21章 浜田への制裁

『そういう事だから。
聖は本当に優しいし家事も仕事も器用にこなすから
甘えいいと思うよ！
飯も作ってもらいなよ。』

貴史の言葉に

「えっと．．．あの．．．」
「桜は料理出来ねぇの。お前ら人参の皮．．．」
「聖さん！！！！！
それは言っちゃダメなやつです…」


『えーーー。聞きたい。
ね、貴史も聞きたいよね？』

『ちょっとな。』



「聞いてくれ。
人参の皮剥いてってピーラー渡したら
人参が細ーくなってた。
いつまでも白くならないって。
人参もじゃがいもみたいに皮剥いたら
中は白だと思ってたって。
火を通すとオレンジになるって思ってたらしい。
ま、料理しないって聞いてたから
期待してなかったけど
あそこまでとは思ってなかったよ。ははは、！！
あとは米を洗剤で洗おうとしたり…はははっ」



『桜ちゃんマジー？おもろい！』

優は優しく笑いながら桜を見た。

貴史は
『だから聖にやらせれば大丈夫だ。』

笑いながらそう言ってくれた。


『聖のカルボナーラ食った？
あれ美味いから作ってもらいな。
うどんでもパスタでもいける』

貴史は絶賛したから
お昼ご飯はカルボナーラになった。


優と貴史も食べる事になった。


すると男３人がキッチンで料理しだした。




桜も悪いと思ってキッチンに行くと
聖に追い出された。


「今日は桜のためにみんなで作るから
座ってていいよ。」


桜はその言葉に甘えて
ダイニングテーブルの椅子に座って
3人の様子を見ていた。