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第25章 聖の誕生日

『桜何にするか決めてるの？』

「うーん。仕事の契約とかで使う
万年筆とかどうかな？」

『彼が仕事の物よりプライベートで
使えるものの方がよくない？』

「プライベート…これから自営だし
ありかなって思ったんだけど…」

『ありだと思うよ？けど
普段使い出来るものもあったら
喜ぶと思うんだけどなぁ。』

「例えば何があるかな？」

『例えば…桜ショップで働いてたんだから
服コーディネートしてあげるとか。』


桜はそれもありだと思った。
けど聖は身長もあり、洋服もセンスよく
着こなしている。
だから桜の出る幕はないのだ。


んーーーーーー！！
分からない！！！！！




二人で散々悩んだ結果
万年筆とブレスレットにした。


万年筆もそこそこいいものにした。
契約する時にお客様に書いてもらうための万年筆
だったら安いものは…と思ったから…


ブレスレットは桜も好きな
海外ブランドのブレスレットにした。


桜も欲しくなって
レディースの自分の物も購入した。

メンズはチェーン型のブレスレット
レディースはそのブレスレットに
チャームを付けれるようになっていた。

桜はSとＨとＬのチャームと
桜の花のチャームを買った。


今回奮発したのも
聖に素敵な婚約指輪をもらったから。


お礼も兼ねてそうした。