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第26章 梅雨の合間の楽しみ

河原の近くの駐車場に着くと
可愛らしい女の子が走り回っていたり
ワンちゃんが居たり


そんな中、ワンボックスカーの後ろで
カップルが大声で言い合いしていた。


「喧嘩しちゃってる。せっかくなのに…
何か楽しみ減っちゃいますね…
こんなところで喧嘩なんて」

桜は聖にそう言って聖の服を掴んだ。


「心配ねぇだろ。
あの後姿で気付いてないのか？
あれ優と優の彼女。
あいつらどんだけ喧嘩しても仲直り出来るから
別に心配いらねぇよ。
挨拶してくるかラッキーと。」

「はい！行ってきます。」


桜はラッキーを連れて優の元に行った。



「おはようございます」

『あー。さくらちゃんおはよう。
愛美さくらちゃんだよ。聖の婚約者。』


優さんの彼女に紹介されて桜も挨拶した


「初めまして」

『初めまして』

「聖さんとお付き合いしている
相川桜です。」

『金子愛美です。よろしくお願いします。
わんちゃん可愛い。
触ってもいいですか？』

「はい。どうぞ。
ラッキーここおいで。お座り。」

『可愛い！優、うちも犬欲しい！』


愛美は無邪気な笑顔を優にむけて
優はその笑顔にドキドキした。