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第27章 夏の思い出

そして聖が思い出したかのように．．．


「桜、再来週休み出来そうだから
沖縄に旅行行くぞ。」

「．．．．．．．．．」

「聞こえたよな。目の前にいるんだから」

「おきな、わ？」

「うん。」

「何で？」

「前にお前が言ったんだろ。旅行行ってーって。」

「あれは聖さん起こす口実で…」

「何でもいいけど飛行機のチケットもとったし
ホテルも抑えたからキャンセルなし！
心配しなくてもラッキーは
おふくろに預けて行くよ。」


桜は信じられないという表情をしているが
少しすると水着買わないととか
ワンピースあったかな？とかもう楽しそう。

BBQであんだけ楽しみにされてら
沖縄に旅行なんて
あいつぶっ倒れないかなと心配する聖。


「聖さん。じゃぁ、来週末は
水着買ったりしなきゃいけないから
ショッピング付き合ってくださいね」

そういうと返事もしてない聖を
そっちのけにしてラッキーに話しかける。


「ラッキー♡沖縄だー。
初の沖縄！水族館行かなきゃ。
あとはダイビングしたいなー」


桜は楽しそうに独り言を言っていた。