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第5章 いいの？

「でも…聖さん」

「桜、迷惑かけるとかそんなこと気にするなよ
俺はそういうつもりで話したんじゃない。
さっきのお前の辛そうな顔みて
近くにいてやりたいって思った。
電車乗るの辛いなら一緒に乗ってやる。
朝は一緒に乗れるだろ。
帰りは無理かもしれねぇけど…
帰りはタクシーで帰るか？」

「タクシー何か毎日無理…です。
破産しちゃう．．．」

「後、飯のことどうにかしろ。
毎日コンビニとかありえねぇから…」

「毎日タクシーで帰って料理教室行って
何時間もかけてご飯作って
そんな時間もお金もない…から無理です」

「でも、身体に悪すぎ。」

「聖さんはどうしてるんですか？」

「俺？作るよ？土日に作って冷凍したり
帰って簡単なもの作ったりな！」


「げっ！マジですか…？」

「食いに来るか？」

「．．．女子力高いんですね。」