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第5章 いいの？

「おい。桜。お前電車乗れねぇだろ…
また姉ちゃんか友達に頼むのか？
また迷惑かれるって悩むんじゃねぇの？」

「それは。。聖さんでも同じなので
お姉ちゃんに頼んで。」

「なら俺でもよくねぇ？」

「お姉ちゃんならついてきてくれるから」

「姉ちゃんは同じ駅から乗るのか？
毎日電車使うのか？」



確かにお姉ちゃんは毎日電車に乗らない。
結婚して仕事辞めたし
駅は違うし。


「お姉ちゃんは…
違う駅です。毎日は使わないです。」

「なら無理だろ。」

「お姉ちゃんなら来てくれるから」

「俺は毎日同じ駅から乗って降りるとこも同じ。
時間も同じだからな！」

「でも、それは」

「お前帰りタクシーでも痛い出費なんだろ？
行きもタクシーってなったらやばくないか？」

「う"〜ん。そうですよね…」

「だから俺と出勤したら朝はタクシーじゃなくて
電車でいけるだろ。」