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太陽の王と月の姫
第2章 スーリヤ海峡事件
ソレイユとクレセントは、スーリヤ海峡を挟んで向かいに位置する。アメリアの母で王妃となったエルザは、この両国のあいだにある国に生まれた。
エルザは、年に1度、祖国を訪問する。
「では、行ってきます。」
出航式を終えて、エルザが船に乗り込む。
「気をつけて。」
「お母様、無事に帰ってきてね。」




エルザが無事に帰ってくることは、なかった。
帰ってきたのは、漂流してきた船員だけだった。
「王妃様は、お亡くなりになりました。申し訳ございません。」
その船員は、泣きながらこう続けた。
「ソレイユ海軍から攻撃を受けまして、船が沈みました。私は、この事をお伝えするためになんとか泳いできました。本当はあの時に王妃様と運命を共にするべきだったのです。どんな刑罰でも覚悟しています。」
呂律が上手く回っておらず、命からがらで辿り着いたようだ。






事件から3年経った1430年、アメリアは17歳になった。
そしてその年に、クレセントは初めて宣戦布告をする。
相手はソレイユだった。
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