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第6章 ☆暴走と戸惑い 彩七編☆

「オナニーしたことあるか？」
「えっ！？」
またしても先生のとんでも発言！
早く着替えせてほしいのにー！
さっきから下ネタ系の質問してくるけど関係あるの？
先生のこと信じたいのに疑いたくなっちゃう。
だけど
「………はい」
と答えてしまう自分がいる。
「あと、最近セックスしたのはいつだ？」
「半年前…です」
小さな声で答える私。
ちゃんと答えたんだからこれで今度こそ!!
なのに、そんな私の願いを引き裂くような出来事が起こる。

「そこの処置台でオナニーしてみて」
「えぇぇーっ！？ちょっ…そんなウソですよね？？？」
さすがにこれはできない!!!!!
「健診と何が関係あるんですか？」
今までにない大きな声を出してしまった。
だけど先生は表情を変えず
「ガキに正しいセックス教えるのも医者のつとめだ」
クールな口調で言葉を続ける。
「変なやり方して病気になったらどうする？」
病気…。
その言葉に、ハッとする。
病気はイヤ。
先生はそんなことも考えてくれてるんだ。
私の考えが間違ってたんだ。
「どうするんだ？するのかしないのか？」
先生が結論を迫ってくる。
「…病気を予防するって意味であればします……」
先生の言葉に真っ赤な顔してうつむきながら”イエス”の決断を下した私。
「じゃあ、してみて」