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第7章 ☆暴走と戸惑い 優人編☆

彩七の状態を知られたらマズイ事になる。
下に降りたらスタッフの太田がいた。
「先生、藤枝さんの健診終わりましたか？」
オレのところにやって来る。
「ちょっと急に具合悪くなって今休ませてる」
「え？大丈夫ですか？」
さすが驚くよな。
「起きたら親に迎え来てもらうから」
「そうですか」
「もう上がって良いぞ。時間だろ」
「でも…」
心配そうな表情の太田。
「ガキ1人くらいオレだけで十分だ。子供待ってるんだろ？」
太田は仕事ができる優秀な女だけど私生活は2人の子供を持つ母親だ。
「分かりました。では、お先失礼します」
「あぁ、お疲れ」
頭を下げて足早に去って行く。

これで大丈夫か。
しっかり者の太田だから戸締まりもしてある。
彩七の様子見に行かないと。