パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 ☆お互いの真実 優人編☆

「そろそろ帰るか」
後始末を済ませたオレが言う。
「あっ、今、時間…」
時計は4時を指してる。
「もう少し優さんと一緒にいたいな」
オレの肩にもたれる彩七。
「オレも彩七と一緒にいたい。けど彩七はまだ高校生だ。あまり遅くなると親が心配するだろ」
彩七の肩を抱き寄せる。

「次の日曜日どっか行くか？」
オレの提案に。
「うん！行きたい!!」
ぱぁっと目を輝かす彩七。
「行きたい場所あるか？」
「うーん、優さんのことがもっと知りたいな」
「オレのこと？」
「誕生日とか血液型とか好きな食べ物に嫌いな食べ物などなど」
「そうだな」
オレのこと知ってもらう良い機会なのかもな。
「ここでご飯作って食べながら優さんといっぱい話がしたいな」
「そうするか」
「何作る？」
「パスタで良ければオレが作る」
「えっ！？」
「パスタ屋でバイトしてた時あったから」
オレが料理するの、意外なのか？
「へぇー、食べたい！」
「決まりだな。夕飯は彩七の料理が食べてみたい」
「私の料理！？カレーくらいしか作れないけど…」
「1人だとカレー全然食べないからな。日曜日が楽しみだな」
「うん！」
「着替えて帰るぞ。送るから」
「あ…」
裸でいること忘れてたのか？
慌てて着替えだす彩七。
彩七の体をずっと見ていたいけど、日曜日の楽しみにしておくか。