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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第11章 ☆波乱のデート 彩七編☆
「いっぱい買ったね」
ドサッ。
お昼と夕飯の材料を下ろす。
「あぁ」
「でも買い物代みんな優さんが…」
私は申し訳ない気分になる。
「気にするな」
「でも…」
「デート代は男が出すもんだ」
「デート…」
私、本当に優さんの彼女になれたんだよね?
未だに夢と現実の区別がつかない。
幸せすぎてヘラヘラした表情になってないかな?

ここは優さんの自宅。
病院からすぐ近くのマンションに1人暮らし。
今日は優さんと一緒にお昼と夕飯を食べる約束をした日。

待ち合わせ場所に着くと優さんが待っててくれた。
服装に髪型大丈夫かな?
手鏡でチェックしてから。
「おはよう、優さん!」
優さんの車に駆け寄ってあいさつ。
「おぅ」
相変わらず、ぶっきらぼうなあいさつだけど私を見る目は優しい。
「じゃ、行くか」
「うん」
優さんの車に乗ってスーパーへ。

優さん、パスタ以外の料理も得意みたい。
「この仕事柄、体調崩して休んでいられないだろ。患者はオレを頼りに来るんだし。だから自分でできることは自分でやってる」
だって!
そんな優さん、ますます尊敬!

それからスーパーに着いて優さんがいろいろカートに乗せていく。
「えっ、こんなに大丈夫なの?」
さすがに焦る私。
「オレは彩七とうまいご飯が食べたいんだ」
ヤダ、優さんったら。
私、照れちゃうよ。
そうして、2人で決めたメニューを元に優さんが材料を決めて行く。
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