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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第12章 ☆波乱のデート 優人編☆
「いっぱい買ったね」
ドサッ。
お昼と夕飯の材料を下ろす。
「あぁ」
「でも買い物代みんな優さんが…」
彩七は申し訳なさそうに言う。
「気にするな」
「でも…」
「デート代は男が出すもんだ」
「デート…」
彩七がつぶやくと何かを考えてる?
女の心はイマイチ良く分からん。

ここはオレの自宅。
病院からすぐ近くのマンションに1人暮らし。
今日は彩七と一緒に昼と夕飯を食べる約束をした日。

彩七を待たせるわけにはいかない。
待ち合わせ時間は10時だけど、少し早めに場所に着く。
音楽を聞きながら彩七を待つ。
しばらくすると彩七がやって来た。
手鏡で髪型とかチェックしてる様子。
「おはよう、優さん!」
車のドアを開けてあいさつ。
「おぅ」
相変わらず、ぶっきらぼうなあいさつになってしまった。
「じゃ、行くか」
「うん」
オレは車を動かしスーパーへ向かう。

オレ、パスタ以外の料理もだいたいはできる。
”この仕事柄、体調崩して休んでいられないだろ。患者はオレを頼りに来るんだし。だから自分でできることは自分でやってる”
と、彩七に説明する。
料理が得意な男って女から見ればどうなんだろうか?
自分の手料理に自信が持てなくなってしまうのか?

スーパーに着き材料をいろいろカートに乗せていく。
「えっ、こんなに大丈夫なの?」
彩七は驚いてる。
「オレは彩七とうまいご飯が食べたいんだ」
彩七を見つめて言うと、顔が赤くなった。
照れた表情の彩七も可愛い。
そうして、2人で決めたメニューを元にオレが材料を決めて行く。
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