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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第12章 ☆波乱のデート 優人編☆
「私は優人の姉の冴田凛。よろしくね彩七ちゃん」
「お姉さん!?」
驚きのあまり、大きな声を出した彩七。
家族についての話はまだしてなかったから驚くよな。
「優人って無愛想でしょ?”優しい人”って書くのにこんなヤツだから昔から”名前負け”なんて言われててさ」
凛がオレの肩をバシバシ叩きながら話す。
「凛、帰れ」
「お姉様に対して”帰れ”は、ないでしょ」
「うるさいな、三十路が」
「失礼ね!私まだ29なんだけど!!」
「お前こそ名前負けだろ」
”凛”って名前なのに全然おしとやかじゃないし。
人のこと言える立場か?
「あの」
彩七の声でピタッとケンカが止まった。
つい、オレもムキになってしまった。
「ごめんね、うるさくしちゃって」
凛が謝る。
「いえ」
「私、彩七ちゃんと話してみたいんだけど」
「え?私と?」
「優人とのこといろいろ聞かせて」
「だから彩七が…」
困ってるだろって言おうとすれば凛が遮る。
「彩七ちゃんイヤ?」
「えっ、あ、そう言うわけじゃ…」
「だったら決まりね!さっ、座って、座って」
彩七を気に入ったのか、強引にソファーに座るよう促す凛。
「優人ー!コーヒーよろしくー!」
彩七と向かいに座った凛がオレに指示を出す。
凛の強引さにオレは負けてしまった。
「お姉さん!?」
驚きのあまり、大きな声を出した彩七。
家族についての話はまだしてなかったから驚くよな。
「優人って無愛想でしょ?”優しい人”って書くのにこんなヤツだから昔から”名前負け”なんて言われててさ」
凛がオレの肩をバシバシ叩きながら話す。
「凛、帰れ」
「お姉様に対して”帰れ”は、ないでしょ」
「うるさいな、三十路が」
「失礼ね!私まだ29なんだけど!!」
「お前こそ名前負けだろ」
”凛”って名前なのに全然おしとやかじゃないし。
人のこと言える立場か?
「あの」
彩七の声でピタッとケンカが止まった。
つい、オレもムキになってしまった。
「ごめんね、うるさくしちゃって」
凛が謝る。
「いえ」
「私、彩七ちゃんと話してみたいんだけど」
「え?私と?」
「優人とのこといろいろ聞かせて」
「だから彩七が…」
困ってるだろって言おうとすれば凛が遮る。
「彩七ちゃんイヤ?」
「えっ、あ、そう言うわけじゃ…」
「だったら決まりね!さっ、座って、座って」
彩七を気に入ったのか、強引にソファーに座るよう促す凛。
「優人ー!コーヒーよろしくー!」
彩七と向かいに座った凛がオレに指示を出す。
凛の強引さにオレは負けてしまった。