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健康診断〜こんな健診アリ!?〜
第14章 ☆対面 優人編☆
「私も自己紹介!名前はさっき言ったから…あ、凜って呼んでねー!職業は介護士。ちなみに理学療法士の婚約者がいまーす♪」
「理学?療法士??」
?顔の彩七。
もっと分かりやすい言葉で言わなきゃ伝わらないだろ。
「って難しい言葉だよね。簡単に言うとリハビリスタッフさんってこと」
「なるほど」
そう言われると理解できた彩七。
最初からそう言えよ。

婚約者には1回だけ会った。
凜と同い年で爽やかな男。
職業は違うが職場恋愛ってことだ。

「でも婚約者かぁ。憧れます!」
「彩七ちゃんだっていずれは優人と結婚するんでしょ?」
ニヤニヤ顔の凜。
「結婚!?」
オレと彩七が同時に叫ぶ。
凜の発言にお互いコーヒーをこぼしそうになった。

オレと彩七が結婚…か。
本音を言えば今すぐにでも結婚したい。
ずっと彩七と一緒にいたい。
彩七も結婚できる年齢だし。
だけど彩七はまだ高校生。
早くて2年後か?
でも彩七は大学まである学校だ。
だとすれば6年先の話になるのか。

「彩七ちゃん、想像してるの?」
ニヤニヤが止まらない凜。
「えっ?」
凜さんの声で現実に戻った彩七。
どんなこと想像してたんだ?
「あ、あの…!」
「困らせちゃった?ごめんね。でも私、彩七ちゃんが妹になってくれたら嬉しいなって思ってるの。ほら、女同士でしか話せないことだってあるでしょ?例えば…」

凜が彩七の隣にやって来て耳打ち。
「ねっ!」
ウィンクで合図する凜。
彩七は顔が真っ赤だ。
火が出そうなくらい。
一体、何を言ったんだ?
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