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週末の逢瀬
第3章 映画
私が様子を伺う間も尚人の手は私を誘い続ける。優しく肩を撫で、首元から服の中に侵入する。手の平で暖めるように背中に触れ、爪先で掻く。

服の上から胸を持ち上げるように包み込み、中央の核心には触れずに胸の丸みを手の平で、指先で、確認する。

私はもう全然映画に集中できないのに尚人は相変わらず画面しか見ていない。
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