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アイドルたちの放課後
第11章 虚無の時間
男性の横でまだ彼女は眠っている。
よっぽど初めての体験に疲れたのであろう。

男性はタバコを吹かしながら、彼女のカバンの中にある雑誌に気がついて手に取った。
「これって・・・」

そして朝を迎えた。

彼女はぼんやりと目覚めた。
(一体ここはどこなんだろう?)
昨日の記憶を思い出そうとする。

「あっ」
ベッドに裸でいる自分を確認し、昨晩の出来事を思い出してしまった。
(夢じゃないよね?)
そう思いたいが体の変化は確実に昨夜の真実を物語っている。
男性を探したが部屋のどこにいる気配もない。

(どこへ行ったんだろう?)
そう思いつつも、男性がいないことに少し安堵感を覚えた。

そして、いつのまにか彼女の瞳からは涙が流れ落ちていた。

(シャワーを浴びなきゃ)
この場所からすぐにでも逃れたい彼女はヨロヨロと立ち上がった。
その股間、彼女の股間から男性の体液がすぅーと垂れてきた。

「なんでこんなことに・・・」
その場でうずくまる彼女であった。
「でも、これで終わったよね」
そしてまだ瞳から涙が溢れるのであった。


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