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アイドルたちの放課後
第14章 ホテルでの交渉
1211号室の扉のチャイムを彼女は押した。
少したってから扉が半分開かれた。
「時間には正確だな」
そう言って男性は扉を開き、彼女を部屋の中に入れた。

「まぁとりあえず座れよ」
そう言って男性はテーブルの上のコップにコーヒーを注いだ。

「いったいどういうつもりなんですか?」
半分泣きながら彼女は質問をぶつけた。

「どういうつもりって?君こそファンを裏切ってるんじゃないのか?」
彼女は何も答えられなかった。
「恋愛禁止なんだよな?それが20人以上の彼氏?笑わせるなよ!」

「それはあの時の言葉のあやというか・・・」
あの時まで男性経験がなかったなど口には出せない。
しかも初めての相手が目の前の男性だと言うことなど・・・

「まぁいいや、とりあえずコーヒーでも飲みながら話そうじゃないか?」
男は自分のカップを口にして、彼女にもコーヒーを勧めた。
彼女は一口、二口とコーヒーをすすった。

そして男性との交渉が始まった。
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