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第15章 第四話【雪の華舞う、その夜に】

　実は、この歌は子守歌として知れられているが、恋歌としても流布していることは知っていた。私は子守歌として数度歌い、最後はどうしてか恋歌で歌ってみた。



―天に輝く星は雪のように降る。　　


　冬に降りしきる雪は天に輝く星のように煌めく。


　私の大切な貴女は天に輝く星のように


　冬に降る雪のように尊く美しい



　私の生命よりも　どのような金銀財宝より　大切な貴女よ。