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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第20章 恋情~切なくて逢いたくて~
 ドチは周緻に熱心に語った。周緻が薬屋の倅であったと聞くと、彼はますます乗り気になり、自分の助手をして欲しいと言った。それで周緻はドチの助手をするようになったのである。





 子どもながら、父の手伝いをしていた周緻には薬学の知識があった。ドチは周緻を一人前に仕込み、自分の跡目を継がせるつもりだった。
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