この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第26章 喪失、そして愛、ふたたび
 ふいに、張りのある歌声が響いた。





「砂漠を渡る乾いた風は乙女の長い髪を揺らす。乙女の髪は光の糸を紡いだごとく輝き流れ、その瞳はオアシスの水のごとく澄み渡る。ああ、砂漠に降る雨のように貴重で、オアシスに咲く花のように可憐な麗しき乙女よ。紅玉に守護されし夏陽の姫君は砂漠に落ちたひと粒の宝石」






 スエンの歌は昔から上手かった。男性が歌うことの多い吟遊詩人の歌だけれど、スエンが歌うとまた違った雰囲気の歌に聞こえる。
/2681ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ