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秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
第7章 対決
 崔尚宮はやや緊張した面持ちで頷いた。



 祖母のように可愛がってくれた優しい尚宮長の顔を思い出し、顔がひとりでにほころぶ。今頃は無事に元国に戻り、娘夫婦たちと幸せに暮らしているだろうか。



 物想いに耽っていると、崔尚宮が沈痛な表情で言った。


「実は尚宮長さまはお亡くなりになりました」



「えっ」
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