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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?
「って…えぇ…!?!?」
陽気に登場した亮。
だが、目に飛び込んできた、ずぶ濡れスーツ姿の麗人2人に浩平と共に目を丸くしている。
なんだ…これ…
いつもしっちゃかめっちゃかだが、今回は特にひどい……
亮はアハハ…と引きつった笑いを見せながら、対岸に同じ様に呆れた表情を見せている真希の姿を捉える。
「あー!!亮くん浩平くん!!」
視線に気付いた真希はハッとして、太陽の下、大きなお腹を抱えて友に微笑む。
「だか…らっ…どう考えても俺の方がっ…」
「いや…僕の方がっ…数秒…っ」
息も絶え絶えで何やらあーだこーだと言い合っている光瑠と要。
「……なんかあったな…」
当たり前の事をいった亮に浩平がフッと笑う。
「想像に難くないってやつじゃねぇの、これ?」
「確かに…」
大学生の2人はそんな会話を小声ですると、光瑠と要の脇を通って、真希の元へと向かった。