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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?


脱ぐと言いながら、モジモジとしたまま全くパーカーを脱ぐ素振りを見せない愛花に、浩平は完全に焦らされているような気分になっていた。


裾を懸命に伸ばしているが、隠れていない生足。


見えそうで見えない。そんな状態は水着姿よりもエロいんじゃないか……



そんな事を思っていると、意を決したように愛花は手を震わせながら、パーカーのチャックを掴んだ。


ジっー


音を立ててチャックが下へ降りる。



「なん…かっ…似合ってないかもしれないんだけど…っ」



恥ずかしいっ……


自分でも訳の分からない言い訳をしながら愛花が前を開くと、浩平は、軽く目を見開いた。


白いパーカーの下から現れた白いフリルのついたビキニ。


パーカーが暑かったからか、きめ細やかな肌が少し汗ばんでしっとりとしている。




そして目に飛び込んだ柔らかそうな胸……



「っ………」




ヤバいっ…!!

これはやばいっ…!!!!



「あっ…愛花!」


「えっ…」



チャックを下ろしている愛花の手を浩平は衝動的に掴む。



「……ア…と…っ」



「……浩平くんっ…?」



ぐるぐると頭を回しながら、浩平は次の言葉を探そうと必死だ。


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