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さらに近くてもっと甘い
第9章 プール大会?
「浩平くん……?」
あれこれ何かを考えている表情を見せる浩平に、愛花はその真意を探ろうと必死だ。
でも、やはり分からずに不安ばかりが募っていく。
梨子さんは、この水着、浩平くんも気に入るはずとか…
その他色々言ってたけどっ……
思い出してカアァと顔を紅らめた愛花は、思わず浩平の両腕をギュッと掴む。
「っ……愛花っ…?」
「あのっ……やっぱっ…この水着…」
「な、何っ……」
「浩平くんの…好みじゃないっ…?」
「え……」
……な…んだと…
愛花の言葉に浩平は目を見開く。
自分の心配とは真逆の心配をしている彼女に、最早頭を抱えることしか浩平には出来ない。
「そうじゃねぇってっ……」
「……本当に…?」
「ホントだからっ……」
というか、むしろめちゃくちゃ好みです。
というか、何着ててもかわいいです。
………とは言える訳もない。
純粋に自分を見上げる愛花に、浩平はゴクリと唾を飲む。
あーっ…もう何なんだこのかわいい彼女…っ
抱きしめてぇっ…
キスしてぇっ…
押し倒してぇっ…
そんな感情が浩平の中に渦巻く。
それで、そのままめちゃくちゃに───