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愛しい記憶
第12章 新生活(回顧)


「…楓ちゃん…連れて来た時かな……」



「……おそ…」



ムカッとしてきつく睨みつける。



すると、ハハっと姉ちゃんは笑った。





「ちゃんと気付いたのが………その時ってだけだよ」



「─────…」



「今思えば、ずーっと、友也のこと、好きだったんだと思う…」




俺の上に跨る姉ちゃんの乳首が、目の前にあって、俺は姉ちゃんの言葉を聞きながらそれを口に含んだ。




「んっ………」



「ずっと……?ホントに?」



「……中学生の頃……ぁっ…」



「………────」



「“姉ちゃん”って呼んでくれなくなって……あぁっ…」




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