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第12章 新生活（回顧）

身体を起こした姉ちゃんは、堕ちたあの日と同じように俺の上に跨ると、グッと俺の身体を押し倒した。




「今度は…私の番……」



「……っ…─────」



耳元で囁いて、俺がさっきしたのと同じように、姉ちゃんは俺の身体の至る所にマーク残していった。



愛されている快感。



身を震わせて、来世でもそれを忘れないように刻み込む。



「……姉ちゃん……」



「ん…？」



「俺のこと……いつから好きだった…？」



俺の質問に、顔を上げた姉ちゃんは、うーん…と言いながら首を傾げる。




「友也のこと……嫌いな時なんて一度もなかったよ」



「……そういうことじゃなくてさ」




上体を起こして向かい合うと、俺は姉ちゃんの腕を引っ張った。