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第5章 愛しい記憶

「んっ……はぁっ…」


「はぁ…っ……」




うっとりするようなキス。


いつまでもしていられる。



いや、いつまでもしていたい…



そう思いながら、俺は以前から惑わされて仕方のない長いマミの脚に触れた。



吸い付くようなきめ細やかな肌。



その感情がじんわりと俺の中に入り込んでいく。



唇を離すのが惜しくて、熱くキスをしたまま、俺はマミの足を手で撫でていた。



「ともっ……んんっ…」




話す隙なんか与えたくない。


このまま黙って、この自分でも収拾のつかない想いを受け止めてほしい。