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愛しい記憶
第5章 愛しい記憶

「はぁっ…んんっ…」



「マミ……んっ…」



マミ


マミ


マミ────…



呼ぶたびに、思うたびに胸の中で何かが弾ける。



ヒクついている、マミのそこに同じく液に塗れた自身のそれを当てがうと、クチっ…と音を立てた。



「ともや……」




脱力しているのか、綻んだマミの口元をジッと見つめた。



「挿れたい……っ」



「……────」



「我慢できないっ……」



もはや、理性が勝つことなど不可能…





「……いいよ…っ」




スーッと流れた涙は、目の端を過ぎて、ポタリとシーツに落ち、染みを作ってすぐに消えた。





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