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愛しい記憶
第5章 愛しい記憶
マミの言葉を合図に、ゆっくりと味わうように俺は腰を沈めた。
熱いそこを押し広げていくこの感触。
“経験したことがない” と思った経験が蘇って深く息を吐くことしかできない。
「とっ……も…」
沈みきったあと、その状態のまま肩で息をした俺は、出せる力でマミのことを強く抱き締めた。
「ぁっ……」
「愛してる……っ」
同じように抱き締め返したマミの腕が冷たい。
血が通っていない。
今更そんなことが苦しくなって、快感と共に顔を歪ませた。
「ずっと…こうしてたいっ…」
「っ……───」
「友也とっ……ずっと…」
「俺も…っ」