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飴色トライアングル【完結】
第12章 疲れた心を癒すデトックスの旅へ…
.:♪*:・♪'°
プププ、トゥルルルルートゥルルルル

ピッ
「もしもし「先輩?、何やってんですか?連絡もしないで、グスッ」

暫くぶりの連絡に千秋は涙声。

「ごめん千秋」
「元気なんですか?先輩」うん元気だよ。

何度も連絡くれたのにごめんね。
ありがとう心配してくれて!

「今、どこにいるんです?」

──今はね、南地方にある小さな島にいるの。海がすっごく綺麗でね─マリンスポーツも充実しててすっごく癒されてるよ──

「マリンスポーツ?」
──あ~私は運動音痴で泳ぎが得意じゃないないからもっぱら遠くから眺めてるだけだけど!でもみんなすっごく楽しそうだから──

「1度千秋も遊びに来て」
「クスッ…先輩らしぃ」

あ、ごめん私ったら
自分の事ばかり喋って…
千秋が電話の向こうでニコニコしながら聞いてくれてるんだろうなって思ったら夢中になっちゃった。

「先輩が元気そうで良かった」
あ、うん!ありがとう、元気だから─
心配しないで!

「千秋はどう?雅人さんとはうまくいってる?」
「はい、今のところは─」

なによ今のところはって!
でも、良かった!変わりないみたいで

「あの、先輩?」ん!?

「妹さんとか、進藤さんに連絡は?」

何よ急に…
連絡なんて出来るわけないでしょ!
「してないけど、なんで?」

「いや、あの─前に駅で進藤さんに会って」
ドキッ。
…ヒデに?
ドキドキ
名前が出ただけなのにドキドキする!

まさか、千秋から英昭の名前が出てくるなんて思いもしなかったけど─
そっか英昭に会ったんだ。

元気にしてるのかな

「千秋─ヒデは、元気だった?」

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