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愛されたいから…
第4章 南郷の告白
リッちゃんが居なくなったいつもの俺1人の家で、まず俺の頭の中に浮かんだ言葉は

『疲れた…。』

の一言だった。

今日はなんだったんだ?

と俺はゆっくりと今日の出来事を振り返っていた。

仕事だからと俺がリッちゃんの胸を弄ってたら急に南郷さんがやって来て俺はリッちゃんとの関係を何故か必死で南郷さんに言い訳して、そしたら南郷さんが我慢出来ないとかなんとかで俺にキスして来て…。

『そうだよ!俺はあの南郷さんとキスしたんだよ!』

それは有り得ないくらいに恥ずかしくてやっぱり俺の頭が混乱してしまうだけだった。

『とりあえず、風呂に入って考えよう。』

と今夜の俺はやたらと独り言が多くなっていた。風呂に入って少しだけ気分が落ち着いたら、いつもの癖で裸のままベッドに入る。

俺は寝る時に服を着ているのがどうにも苦手でいつもすっ裸で寝てしまう。どうせ、うちに勝手に来るのは俺のそんな変な癖を知った人間ばかりだ。

ベッドでまた俺は南郷さんの事を考える。南郷さんが期待するとか我慢出来ないとか言って俺にキスしてくれて、だから俺は嬉しくて…。

あの時の南郷さんのキスを思い出してみると、また俺の頭が熱くなる。あの時の俺は間違いなく南郷さんに感じていたんだ…。そんな事を考えるとまたしても俺の股間が疼き始めて勃起してしまう。

やばい…、俺って欲求不満なのか?

俺は自分の手で勃起し始めていたペニスを掴んで擦っていた。もしこれが南郷さんの手で触ってくれたら俺はすぐにもイキそうだ。

変態なのか…、俺は…。

そうは思うけど、俺はリッちゃんの胸を触った感覚よりも南郷さんが俺に触れてくれた時の感覚の方に感じてしまって再び頭が熱くなり今にもイキそうな快感に襲われて来る。

『あぁ…、ああっ…、南郷さん。』

今は南郷さんに触られているとか想像しながら俺は自慰行為をしていた。これって完全に俺は変態だ。だけど、俺は南郷さんの事しか考えられなくて俺の名前を呼んでくれる南郷さんの声を思い出して俺はオナニーが止まらない。

南郷さんの手が俺の手を包むように握っていた感覚を思い出しながら俺は南郷さんの手のように自分のペニスを握ってしまう。
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