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第6章 千弥と陸

その先端を私の菊の花に押し付け、ローションで擦るように解されてゆく。クチュ、クチュとお尻から聞こえる水音と一緒にグッと力が籠り、菊の花が開く……お尻の穴にバイブが挿って来る！

「ン"……クゥッッ……」

少しずつ挿入されていくバイブ。分かってる、辛いのは鬼頭部分の挿入だけだって。それさえ過ぎれば楽になれる、一番太い場所をやり過ごすこと、お尻に力を入れず受け入れること、そう身体が嫌なほど覚えているのよ。

「ア"　ア"　お尻がぁぁ！」
「先っぽの半分は挿ったよ。でもここは簡単には挿れさせてくれないね」
「い、一度引いて……もう1回……そうすれば、少しは……挿るようになるから……ンンッ！」

私が言ったように、鬼頭の半分まで挿っていたバイブを抜き、ローションを付け足して再度挿入を試みれば、菊の花は待っていたかのように、鬼頭部分をアッサリと咥え込んでしまった。

「ハァハァハァ……そのまま挿れてぇぇ……」
「…………」
「お願い早く……早く挿入して私を感じさせて……ア"ァッ！　挿入の余韻でまた……イクイク……ン"ンンーー！！」

電マはそのまま陰核を刺激し続けていて、お尻の挿入で気が抜けた私は、電マのほうにより高い絶頂へとイカされてしまった。イク衝撃が我慢出来ずに腰を振るものから、バイブは勝手に奥へと突き進む。入り口に突起の違和感を感じ、更なる快楽の扉を開ける。

「……動かすよ千弥」
「ヒッ　ヒヤァ！　お尻が、お尻が震える、バイブを抽送されたら……アァン！　お腹まで響くっ！」

腸内で震え回転し、陸さんの手で抜き差しされるバイブ。ひと突きごとにお腹に来る圧迫感が、私をもっと非現実の世界に引き込む。