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秘密のピアノレッスン
第12章 きよしこの夜
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「……っはあ」
先生に抱かれて、寝室のベッドへ横たわった。
白いワンピースは、床に落ちて、先生の前で、何も隠すものはない。
テーブルライトだけをつけた先生の部屋で、貪るようにキスをした。
「帰りたくない……」
先生の腕枕で、ぽつりとつぶやいた。
「僕も、いてくれればいいと思うけど……そういうわけには、いかないよね」
「でも、今日は母がいないんです……」
「え?」
「お友達と旅行だそうです……」
「クリスマスイブに?お父様、外国にいらっしゃるよね?」
先生は何気なく口にした疑問だったのだろう。
でも、私もそう思っていたから、どきりとした。
わざわざクリスマスイブに旅行。
もしかしたら、あの、黒い外国車の男の人と……って。
ああ、考えただけで、ゾッとする。
髪を撫でてくれている先生の胸に、しっかりとしがみついた。不安を振り切るように。
「先生……好きです」
「うん、僕も好きだよ」
「好き……。大好きなの、先生……」
シーツの隙間で、縋るように抱きついた。先生は受け止めるように抱きしめ返してくれる。
「どうしたの。更紗ちゃん……。僕はずっとそばにいるよ」
「好き……っ」
先生と、ベッドの上で、裸で、こうしているのに不安が迫る。
助けて。先生……。
先生に抱かれて、寝室のベッドへ横たわった。
白いワンピースは、床に落ちて、先生の前で、何も隠すものはない。
テーブルライトだけをつけた先生の部屋で、貪るようにキスをした。
「帰りたくない……」
先生の腕枕で、ぽつりとつぶやいた。
「僕も、いてくれればいいと思うけど……そういうわけには、いかないよね」
「でも、今日は母がいないんです……」
「え?」
「お友達と旅行だそうです……」
「クリスマスイブに?お父様、外国にいらっしゃるよね?」
先生は何気なく口にした疑問だったのだろう。
でも、私もそう思っていたから、どきりとした。
わざわざクリスマスイブに旅行。
もしかしたら、あの、黒い外国車の男の人と……って。
ああ、考えただけで、ゾッとする。
髪を撫でてくれている先生の胸に、しっかりとしがみついた。不安を振り切るように。
「先生……好きです」
「うん、僕も好きだよ」
「好き……。大好きなの、先生……」
シーツの隙間で、縋るように抱きついた。先生は受け止めるように抱きしめ返してくれる。
「どうしたの。更紗ちゃん……。僕はずっとそばにいるよ」
「好き……っ」
先生と、ベッドの上で、裸で、こうしているのに不安が迫る。
助けて。先生……。
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