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秘密のピアノレッスン
第13章 12年
クリスマス会は、定番のクリスマスソングや弾きたかった曲など、小さな生徒たちが発表する場でもある。

順番が来て、ジングルベルを弾いたゆいちゃんは意気揚々と戻ってきた。こんなに小さな子でも、緊張したり、終わったら元気になったりするんだなぁ。

「がんばったねぇ」
「うん。ゆいちやんね、がんばったよ」

うふふ。可愛いな。
ゆいちゃんを見つめて笑いながら、向こうの方で小学生男子と戯れている先生と目が合った。
私も先生も、今日は子供たちのお世話係だ。

終盤には先生も私も、クリスマスソングを弾いて、みんなで歌ってゲームをして。
屈託のない笑顔を見ていると、こっちが元気をもらえそうで、誘ってもらってよかったなと思いながら、お開きの時間を迎えた。

こんなクリスマスの形もあるんだなぁ……。最近じゃ、毎年一人で過ごしていたから。
クリスマスを思いっきり楽しめたのは、先生のおかげだ。

食べ散らかしているお菓子の片づけをして、台拭きでテーブルを拭く。先生は、窓の飾りつけを取っていた。
佳苗先生は、腰をさすりながらゴミを纏めている。

「佳苗先生、私がやります!座っててください」
「いいのよぉ、私もこれぐらいやんなきゃ……」
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