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エレベーターガール
第3章 エスカレーターガール

「ってえりちゃん、恋愛が目的なら、一般職に転向することもできるから、考え直すのもアリかもよ?」

「別にそういうつもりじゃなくて…
ただ採用に見合った処遇と、私は昇り詰めたいんです。」

「はいはい、ならば、エスカレーターやエレベーターにならずに地道に階段昇りなさい。」

「さゆり先輩、また、それぇ?なんなんですか?エスカレーターとかエレベーターって意味わかんな〜い。」

「まだわからなくていいわよ。今えりちゃんに話したら、ブレちゃうからね。」

「ふぅ〜ん、いっつもそれ。さゆり先輩そのうち明菜先輩みたくお局様になっちゃいますよ〜だ。」

「はいはい。」

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