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第6章 ひとつに……

　お兄ちゃんの手が一瞬躊躇う。

　うん……。

　私は小さくうなづく。

　お兄ちゃんの手が私の膨らみを包み込んだ。私の柔らかさを楽しむように。手のひら全体で………。

　痛っ！

　二つの指の腹で、固くなった私の先っぽを押し潰すようにクルクルと摘んで、それを転がす。

　痛気持ちいい……。

「ああ……」

　身体がピクリと跳る。ぴょこんと自然に背中が反る。

　毛布を捲られる。籠もっていた熱気がさっと逃げ出す。