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大好きだから...
第2章 私の嫉妬


苦手だな小池さんみたいなタイプ。
確かにあの人みたいに愛想よくできないし
令嬢じゃないから誰も見向きもしないけど
正人だけはあの人にあげられない。


正人も同じ気持ちでいてくれると思ってる

一緒に住んでからもっと正人が好きになった。
職場でも家でも正人を見ていられる。



「朱里。会議室で待ってるから早くおいで。」

「はい。」



いつも口が悪い正人が
来い。じゃなくておいでって。
これは正人が後ろめたい時か
謝りたい時にこういう口調になる。

軽く化粧を直してから
資料を持って会議室に行く。

「林くん。私今から会議室で
結城課長と打ち合わせなの。
合同会議の。何かあったら携帯鳴らして。
なるべく早く戻るから。」



隣の席の後輩に伝えて会議室に向かった。



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