この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
乙女たちの精活(セイカツ)
第14章 昔の男達〜セックスを再び
その日、麻里子の部屋には行かず、帰宅してしまった。なるべく圭先輩とは会いたくない。萌を捨てた人だから。
麻里子の食べ方はすごかった。配膳され、食堂で食べるのだが、そのまま立ち上がって全部捨てて、部屋に帰っていくのだ。
食を拒む・・・。拒食症・・・。
圭先輩が持ってきたおにぎりをかろうじてほうばる、そんな入院生活だった。歩けないので車イスだった。
いつまでも退院できなそうだった。
もう、あの二人には性生活はないだろうな。何の感情もない麻里子を抱けるのか?
寂しいな・・・。もう、今の麻里子を見ていると、人生の晩年という感じ。
先輩に廊下で会った。以前のような怖さは感じなかった。普通に麻里子の話をした。
麻里子は子供を宿したけれど、誰の子かわからず堕胎したそうだ。
母になれたかもしれないのに・・・。
お姉ちゃんも、麻里子も、男の欲望に押し潰されたんだ。
わたしはそうなりたくないと強く願った。
麻里子の食べ方はすごかった。配膳され、食堂で食べるのだが、そのまま立ち上がって全部捨てて、部屋に帰っていくのだ。
食を拒む・・・。拒食症・・・。
圭先輩が持ってきたおにぎりをかろうじてほうばる、そんな入院生活だった。歩けないので車イスだった。
いつまでも退院できなそうだった。
もう、あの二人には性生活はないだろうな。何の感情もない麻里子を抱けるのか?
寂しいな・・・。もう、今の麻里子を見ていると、人生の晩年という感じ。
先輩に廊下で会った。以前のような怖さは感じなかった。普通に麻里子の話をした。
麻里子は子供を宿したけれど、誰の子かわからず堕胎したそうだ。
母になれたかもしれないのに・・・。
お姉ちゃんも、麻里子も、男の欲望に押し潰されたんだ。
わたしはそうなりたくないと強く願った。