この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
乙女たちの精活(セイカツ)
第14章 昔の男達〜セックスを再び
その日、麻里子の部屋には行かず、帰宅してしまった。なるべく圭先輩とは会いたくない。萌を捨てた人だから。

麻里子の食べ方はすごかった。配膳され、食堂で食べるのだが、そのまま立ち上がって全部捨てて、部屋に帰っていくのだ。

食を拒む・・・。拒食症・・・。

圭先輩が持ってきたおにぎりをかろうじてほうばる、そんな入院生活だった。歩けないので車イスだった。

いつまでも退院できなそうだった。

もう、あの二人には性生活はないだろうな。何の感情もない麻里子を抱けるのか?

寂しいな・・・。もう、今の麻里子を見ていると、人生の晩年という感じ。

先輩に廊下で会った。以前のような怖さは感じなかった。普通に麻里子の話をした。

麻里子は子供を宿したけれど、誰の子かわからず堕胎したそうだ。

母になれたかもしれないのに・・・。

お姉ちゃんも、麻里子も、男の欲望に押し潰されたんだ。

わたしはそうなりたくないと強く願った。
/186ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ