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俺は彼を愛してる
第2章 Sort out
Tシャツに短パンの
まるでバスケット少年の様なツー君が
店内に飛び込んできた

店内を見回し
目を擦って
頭をかいて

やっと僕と目が合った気がした

その顔は嬉しそうに見えたけど

直ぐにどことなくムッとして

また 扉の向こうに
消えて行ってしまった

それを見て一鳳さんが
心配そうに追いかけながら
隣に居た男の人に声をかける

「テツ コレとコレとコレ切って
コレも乗っけて 食ってろ」

ツー君を
怒らせてしまったのかしら?
どういう事?
嫌われた?
えぇ~!?
僕はどうしたら良いのよぉ~

一鳳さんが居なくなっても
僕はここに居て良いの?

ソワソワしている僕に
一番高そうなスーツの男の子が
声をかけてきた

「花ちゃんって呼んで良いかな?
俺は伝(まもる)って言うんだけど
一鳳さんの友達だったら特別にデンちゃん
って呼んでくれても良いですよ
不安そうだけど大丈夫!
一鳳さん ツー君の事になると
いつも あんな感じだから」

そう言われても…
思ってもみなかった事の連続で
食欲もなくて
ちっとも味が分からない

とても美味しそうなラーメンで
申し訳ないけど…

途中で席をたつと

「良かった間に合って まだ時間ある?」


 
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