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俺は彼を愛してる
第4章 Second wind
「あれぇ 花ちゃんじゃねぇ?」

僕は一(はじめ)の入り口が見える
物陰に隠れていた

でも昨日知り合いに成ったホストに
簡単に見つかっちゃって

「あら 偶然ねぇ 昨日はどーも」
偶然を装って 挨拶した

「一鳳さん中に居ますよ」

「え? ヤダヤダ いぃ~のよ」
来たのは良いけど
どうしたものかと動けずにいたから

助かったような
困ったような…



自分達も勝手に押し掛けているから
僕も大丈夫 何て言う
おかしな太鼓判を貰って
一(はじめ)の店内に案内された

「一鳳さん 花ちゃんッス」

「ぉお いらっしゃい
まだ 材料有ったかなぁ」

店内には 昼食が終わって

お酒を飲んでいる様子の
一鳳さんの隣にテツさんが居た



「お腹はいっぱいですし
お邪魔の様ですので失礼します」

「あぁ 良いの良いの
一杯付き合ってよ 花ちゃん」

僕に手招きをしながら
テツさんを抱き寄せ

恋人同士の挨拶をする一鳳さん
2人共酔ってるのかしら?


 
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