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俺は彼を愛してる
第1章 First contact
ハッ!っと我に帰り
鈴夏に目をやると
眠ってしまっていた
お目当ての彼が来たのに
「しょうの無い子ねぇ」
顔をあげてツーさんの居た方を見ても
もう姿は見えなかった
少しホッとした…
また 身動きがとれなくなったら
大変だから
一鳳さんにご馳走様と挨拶をして
会計を済ませ
鈴夏を背負い店を出ようとすると
見送りを終えたリュウ君が店に入り
扉を持っていてくれた
「あら ありがとう」
「いいえ また是非来てくださいね」
天使の様な笑顔で見送られて
閉まった扉の前で余韻にうっとりして
一息ついた
前に屈んで
鈴夏を背負い直すと
突然
視界が暗くなり
目の前にスーツの長い足と
皮の靴が見えた
顔をあげると
長いまつ毛と通った鼻筋が見え
キスされている事に気付く
鈴夏を落とさない様に少し身じろいでも
腰を引き寄せられ
唇が離れることは無かった
そのうちぬるりと生暖かい舌が
僕の唇を割って入ってきて
お酒で甘かった口の中が
ミントの香りで侵食されていく
急に酔いがまわったのかクラクラと
力が抜けて鈴夏を落としそうになる
息が苦しくなって
足踏みをしてみたら
相手の足を踏んづけたのか
やっと 離れてくれた
「はぁ はぁ はぁ…」
鈴夏に目をやると
眠ってしまっていた
お目当ての彼が来たのに
「しょうの無い子ねぇ」
顔をあげてツーさんの居た方を見ても
もう姿は見えなかった
少しホッとした…
また 身動きがとれなくなったら
大変だから
一鳳さんにご馳走様と挨拶をして
会計を済ませ
鈴夏を背負い店を出ようとすると
見送りを終えたリュウ君が店に入り
扉を持っていてくれた
「あら ありがとう」
「いいえ また是非来てくださいね」
天使の様な笑顔で見送られて
閉まった扉の前で余韻にうっとりして
一息ついた
前に屈んで
鈴夏を背負い直すと
突然
視界が暗くなり
目の前にスーツの長い足と
皮の靴が見えた
顔をあげると
長いまつ毛と通った鼻筋が見え
キスされている事に気付く
鈴夏を落とさない様に少し身じろいでも
腰を引き寄せられ
唇が離れることは無かった
そのうちぬるりと生暖かい舌が
僕の唇を割って入ってきて
お酒で甘かった口の中が
ミントの香りで侵食されていく
急に酔いがまわったのかクラクラと
力が抜けて鈴夏を落としそうになる
息が苦しくなって
足踏みをしてみたら
相手の足を踏んづけたのか
やっと 離れてくれた
「はぁ はぁ はぁ…」