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俺は彼を愛してる
第9章 Rules
ココに また来る事になるとは
思わなかった



俺の黒歴史



「ツータン 顔色悪いわ 大丈夫?」

ユウに 頷く
ココまで来て 逃げる訳にいかない

インターホンを鳴らすと
背のちっこい
巨乳眼鏡っ娘が出てきた

「ようこそ お待ちしておりました
こちらへどうぞ」

案内されたのは
離れの工房だった

こっちには来た事無い

「待ってたわぁ 翼希 紹介するわね
彼女は J 裁縫チームのリーダーよ
ありがとぅ J 作業に戻って
今日は採寸しましょ
来て Kevin(ケヴィン)
彼は前に会ったわねパタンナーの K よ
そこの坊やと話すのは 初めてね
私はクイーン ようこそ 我が工房へ
ゆっくりしてって」

「初めまして こんばんは
僕は花井 勇樹と言います」

なごやかに
ご挨拶してる場合じゃねぇぞ

こう言うのは 最初が肝心だ
始めにガツンと言っとかなきゃ
向こうのペースにのまれる

「始める前に言っとく
協力は今回1度きりだ!
アンタに付いてく気は無い
それから 俺に触るな」

言ってやった!

けど
さほど 考えた様子も無く
意外な答えが 帰って来た

「良いわ 触らない 今回のショーは
翼希 あなたに会えない間に
会いたくて 書き溜めた私の夢
その実現だから…
でも 触らないのは今回だけよ」


 
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