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俺は彼を愛してる
第11章 Brother
「花井さん ちょっと良いですか?」

「はい どーぞ」
わぁ! 仕事しなきゃ

ソワソワしてる場合じゃない
仕事中!仕事中!

なのは承知しておりますが…
今日 何着て行こう
順調に仕事が終わっても
4時を過ぎちゃうわね

着替えは…

1日中 全然
仕事が手に着かなかったけど
最低限の事をして出て来てしまった

早くツータンに会いたぁい

会うことが 許されるなら
早く!

今すぐに!

到着したのは
17時を少し回った頃だった

店に入って少し後悔した
何の集まりか
詳しく聞いたら良かったわ

どうやら今日は
ツータンのお誕生日だった様で
手ぶらで来るべきじゃぁなかった…

店内がごった返してるから
まだ
誰も僕の入店に気付いてないみたい

今の内に何か買いに行こう
と思っていたら

どうやら乾杯をするらしく
シャンパンの入った
グラスが配られた

「Sante!! Joyeux anniversaire!」
「a toast!!
Happy Birthday TSUBAKI
Many happy returns of the day!」
(乾杯!! お誕生日おめでとう)

「乾杯 ありがとう
Merci. Merci d'être venue.
Thanks for coming.」
(来てくれてありがとう)

ばっ 場違いだわ!
場違い過ぎる!!

ココに居るのが
全部ザクだったとしても
勝てる気がしない

とにかく ここを出ましょう
日本に帰ろう!

一旦 帰国して
リロードの時間をちょうだい!!




 
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