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蜜会
第3章 溢れる
 悲しいほどあっさり、私のゴールデンウィークは終わってしまった。

 暦通りどころか、実家から戻った翌日には休日出勤をして溜まっていた決済書類を片づけ、前の年度のもういいかげん使わない雑多な書類やガラクタを台車に積んで地下の集中書庫やごみ置き場に運び込んだりした。

 普段、私を「公務員はいいよな」と言う人たちは「九連休満喫中で~す!」「もう仕事やめた~い!」みたいな投稿を、行楽地やバーベキューの写真とともにフェイスブックやインスタグラムにアップしている。

 私もそれくらいの連休を取って海外でも行ってみたいけど、きっと五月にそんな連続した休暇を取ることは、よほどの暇な部署に異動にならなければ不可能だろう。

 年度が替わる時は異動もあって忙しいけど、明けたら明けたで決算というものがある。

 そして連休が明けてすぐから私は秋祭りと同時開催される農業フェスタの準備を始めることになった。

 お祭りの開催はまだ先だけど、規模の割に人が少ない課なので、私は告知やポスター発注といった広報関係だけでなく祭り会場内のブース占用許可申請なども一手に引き受けている。

 今くらいから少しずつ進めておかないと経験上、お盆あたりから大変なことになってしまうのがわかっている。
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