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甘党な愛
第21章 二十一

* * *

 嫌だ、嫌だと叫んでいたが。ホテルに入ると、私は一言も言葉を発しなかった。有無を言わさず連れて来られたのは、高級そうな部屋。清潔感もあり、よく昔父親に連れてって貰ったホテルのスイートルームに似ている。八雲がフロントで、無言の私を他所に選んだ。こんな場所、生まれて初めてだ……。

「……」

 ベッドの前で緊張して何も話せないし、固まったまま身動きもとれない。……と、思ったら。

「椿」

 即効来た……!

「……」

 ベッドの縁に座っている八雲から手を引っ張られると、私は八雲の太腿に座る。そして唇へ口付けられると、冷や汗を滲ませた。

「……」

 マグロだけはやめないと!マグロだけは!……そう思っている内、何を血迷ったのか八雲の体をベッドへ押し倒す。

「……」

「八雲……」

 ドサッと仰向けに倒れ、びっくりしたように私を見つめる八雲。そのまま私は八雲の体に覆い被さったまま、勇気を出して自分から口付けた。

「っ……っ……」

 ちゅっ、ちゅっ、と音を鳴らし、目をぎゅっと閉じながら、八雲の下唇を吸い上げる。

「……っ、八雲……」

 して貰ってばかりじゃなくて、私も頑張らないと。八雲の側にずっといたいから。

「んっ……っ……」

 そのまま夢中で八雲の上下唇を貪っていると、デニムスカートの中へ手を差し込まれ、下着の上から陰部を下から上へするっと軽く撫でられ、ビクッとした。

「……!」

「……」

 八雲は無言で笑っている。意地悪く、私の反応を楽しむように。……ここで負けたら女が廃る!

「っ……んっ……」

 我慢しながら八雲の上下唇を貪り続ける。すると……八雲の手が下着の中へ入れられて、目を見開いた。

「んんっ……」

 ヤバい。もうギブアップしそう……。こんなところ、触られたの初めてだし。恥ずかしくて。







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