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夜の蝶は…嘘つく
第3章 愛の終わり…なくした命
何時も…下ろしてくれる場所に
車が停まると…
部長は……そっぽを向いた
別れて…離れる…
私の姿など…見たくないと…
その背中が…拒絶する
震える…貴方の腕に…
飛び込みたい……
離れたくなんかない……
こんなに愛されてるのに…
こんなに愛してるのに…
一緒になれない…
別れる運命の下に生まれた二人…
私は…車から降りた
部長は…車を出した
そして加速して走って行く
走り出す車に…
私は…叫んだ
愛してる!
愛してる!
貴方しか…愛せない!
叫んで…泣いた