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夜の蝶は…嘘つく
第5章 夜の世界へ
マンションの部屋には…私の他に…
腰の括れた…線の細い…男の子が住んでいた
社長は…男の子を溺愛していた
「彰だ…仲良くしろ」
彰と言う子は…私を見詰め…哀しげに笑った
その日から…私は…
そのマンションで飼われる事になった
社長は忙しい人で…
予告もなしに…マンションに現れて…
来ない日は…何日も来なかった
私は…彰と二人
生活をした
と、言っても…外には出られない
必需品は社長の社員が来てやって行く
私と彰は…社長が来るのを待つ…玩具だった