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夜の蝶は…嘘つく
第6章 終わり
「別れた時には…下ろしてなかった…」
「知ってたの?」
「…………私は…狡いからな…」
あの人の瞳が…苦悩に満ちる
僕でなく…私と言う…男の…口調が…淋しかっ た
「お前が事故ったって…会社の同僚が…言って た 事故の現場に居合わせた…みたいで…教えてく れた 病院へ…行ったけど…面会謝絶で…逢えなかっ た… その後…面会制限中だと…言われたから… 逢えなかった…」
幾度となく繰り返す自殺未遂に…
病院側は…面会を制限したのだ
それがなきゃ…逢えたの?
貴方と…
逢えたの?