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キミを愛シテ溺れてる
第4章 *キミを愛シテ溺れてる 2

先生の結婚式の数日前。
余興の最後の練習と称して部活のメンバーで集まることになった。

今日の練習場所は一人暮らしをしている俺の家。
他の皆は実家暮らしで、家族に歌を聞かれて恥ずかしいという理由でそう決まった。

「ソラ先輩の家に大地くんと海田先輩が遊びに来るって新鮮ですね」

先に来ていた風子が目を輝かせて俺を見てくる。

「大地は頻繁に遊びに来て泊まって行ったりもしていたし、海田もたまに遊びに来てたよ」

「高校を卒業してから疎遠になっていたと思っていましたけど、仲良しだったんですね。私だけ疎遠だったなのかなって思います」


「今は疎遠じゃないだろ。……乙羽さんは俺の傍にいるんだから」

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