この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1

その光景を見て無性に苛立った俺はすぐさま風子のもう片方の腕を引く。

異変を感じて男が振り返ってこちらを見た時、睨みつけて咄嗟の嘘を付いた。

「俺の彼女をどこに連れていくんですか?警察を呼びますよ」

風子に触れた罪として捕まえてもらいたいのは本当のことだけど。


しかし、これが効いたようで男はさっさと逃げて行った。

「ありがとうございます。助かりました」

怖い思いをしたのか涙目になりながらも笑顔で言ってくる。

そんな健気な彼女に真実を話すことにした。


「先週、乙羽さんが一晩一緒に過ごしたのは……俺だから」


本当のことを告げると風子は悲しそうな顔して大粒の涙を流し始める。

前にも泣かせたことがあるから、これで泣かせてしまったのは何度目だろう。

まだ片方の手で数えられるくらいだった気がする。

頬を伝う雫を見て、言わなければ良かったと後悔した。
/569ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ